うららかな日、春である。

 雨と風が春を運んできたうららかな昼。
 山形市専称寺の南側の屏。一点消失法の見事なパースだ。

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 東の端まで来て振り返る。…??…

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 やはりきれいなパース…だが少し違和感がある。
 屏の高さが明らかに低くなっている。
 これは、板塀の高さは同じなのだが、下の石垣の高さが違うのだった。東端では二段積みだが、西の端では同じ大きさの石で四、五段積んである。屏の上辺は水平だが、石垣は坂に沿っているというわけだ。盆地なので東から西へ下る坂道になっているからだ。したがって、上の写真ではパースが強調され、下では減殺されているのであった。