詩の礫 和合亮一

 午前中部活。3年生は小論文講演会と小論文模試。そのため、1・2年生の合唱コンクール練習は午後から(休日にも集まって練習する)。うちも発声練習を自粛する。
 11時から取材。4人を連れて某葬儀社へ。アポは生徒が取ってくれた。1時間ほど営業の方(男性)からお話をうかがう。プロならではの話がいろいろある。その上、この人が消防団経験者ということが分かり、渡りに船だった。山形では火葬後の葬儀が一般的で、遺体を前にしての葬儀というのはない。また曹洞宗のお寺が圧倒的に多いのだそうだ。自分の寺は浄土真宗本願寺派なのだが、これは市内に三寺しかない、レアな寺なのだそうだ。
 お願いしたら、葬儀セット(記帳簿とかカタログとか)と、位牌とか六役の持ち物(松明と四華花をもらった)とか骨箱とかを無償で提供してくれた。もらって帰ると一気に芝居に向けた雰囲気が盛り上がる。取材はしてみるものだ。台本を書くのに大変参考になる。
 生徒たちは葬式の経験がほとんどないので、いい社会勉強になったかもしれない。
 火曜日には市消防本部に行く予定。これもアポは生徒が取った。
 
 午後からご近所の方の葬儀に参列。なんか予習をして来たような気分だった。お寺は浄土真宗大谷派だった。歩いて行ったが、帰りは雨がぱらついた。本降りになったのは帰宅後で濡れずに済んだ。亡くなった方のおかげかも。ご冥福を祈ります。
 
 
 先日、NHKのテレビで福島の和合先生を見て驚く。昨年の東北大会では生徒講評委員のまとめ役をなさっていたのだ。大変お世話になったのだが、香川の全国大会には、学校が被災したため来られないとお聞きしていた。先生のツイッターを探して読む。詩の礫。
 
 今年の本県での東北大会では、和合先生のように生徒講評委員をまとめられるのか。いささか心細くなるが、心配してもしょうがない。自分は舞台統括という役割なのだが、まだ東北大会会場となる市民会館スタッフとの顔合わせもしていないので、何をしたらいいか分からない状態。毎年地区大会と学校祭でお世話になっているので、分かるといえば分かるのだが…。
 7月8日に市民会館で東北の理事会がある。引き継ぎがあるので、そこから動き出すということか。