暑いといってよい1日

 昨日から中間考査。午後は地区教科研究会。国語科は新しい校舎の明正高校に行く。まっ青な雲一つ無い空。…暑い。
 講演会は「藤壺の逆接」という題。藤壺光源氏の交わした歌「袖濡るる露のゆかりと思ふにもなほうとまれぬやまとなでしこ」にある、「も」という助詞が逆接を意味するということから展開されるのだが、「~にも」という使い方なので、「も」単独で逆接の接続助詞とは言い難いのではないか。漢文では「も」単独で逆接に読むが、これは中世の国語の反映で、平安時代の用例があるのかどうか。誰も言わなかったことを発見した、というと興奮するが、なかなかそういうことはないと言ってよい。しかし、源氏物語を長年読み込んだ蓄積は相当なもので、感心したことは確かである。
 夕方、国語科食事会。フランス料理のフルコース。一昨日が部活のコーチ顧問会(部活動激励会)で、2日続けての飲酒。歩いての通勤となる。
 
 今日は進路指導(100パーセント進学です)の反省会。学年主任が自分の3年間の指導について熱弁をふるう場である。自分の経験でもよく分かる。
 
 全国高総文祭については、他部門は着々と手続きが進んでいるようだが、演劇はどうしようもない状態。とりあえず、個人情報に関する承諾書を書いてくるよう生徒に伝えた。
 
 テスト監督中に台本を考えるのが通例で、これは静かな緊張感の中で考えるのでよく進む。今のところ、全然高校演劇的でない話になっている。粗筋が出来たら生徒に言ってみるつもりだが…。