学校の正面玄関の奥に見える池。鯉が20匹以上いる。先月、鷺が来るようになって、小さな鯉が食べられてしまった。それで鳥除けの糸が張ってある。見えますかね？ カラスは以前から来ていて、鯉も水中から対面して、脅威には感じていないようだったが、さすがに大きな鷺にはかなわなかったのだろう。この鯉たちは、冬期間プールに避難する。池が浅くて凍結してしまうからだ。
この池の鯉を使って台本を書いたことがある。3年前か。2年前は学校の中庭を使って台本を書いた。まあ、アイデアの発端になるものを日々物色しているということだ。もちろん主たるテーマというか、核となる心情は別にあるわけだが、具体的に登場人物を設定し、台詞で話を展開しないと芝居にならないので、その材料が必要なわけだ。
今年は学校を舞台にした戦中の事件を題材にしようとしている。これは話自体が事実なので、劇化するのは容易ではない。
