課題提出強化週間

 雪。時々やみ、晴れ間から青空がのぞくときもあった。夜は満月が雲の切れ間に現れる。
 今日は授業なし。小テスト添削にいそしむ。右手が痛くなるほどやった。やらずに貯めておいたのだ。
 インフルエンザは増えているが全校で5人に満たず、まだ特定のクラスや部活に集中しているわけでもない。近隣の高校ではすでに学級閉鎖がある。小中でもあるので、弟妹が罹患している生徒もいるから、いつ発症してもおかしくない。
 卒業式要項案が会議にのり、年度末の忙しさが始まるのだと実感する。うちの卒業式は、総代ではなく全員に校長が証書を授与する。授与は30分くらいかかる。唱歌では「仰げば尊し」を3番まで歌う。なかなかいいものである。
 
 部活は、2年生が「課題提出強化週間」のため来られない状況が続いている。今週はダメだな。課題を提出しないでいる生徒がいけないのだけれど。
 芝居の方は、どうも台本があいまいなせいか演出もあやふやにしかなっていないようである。生徒が自分たちで選んだ台本なのだが、一読して良さそうでも、意外に浅いものでしかない場合があるから生徒だけにはまかせられない。…まかせてしまったんだけど。
 影絵の人形を段ボールで作り始めている。スクリーンはホワイトボードの板面を外したもので作ろうとしている。移動が簡単になるから。投影する部分の大きさは幅1間、高さ5尺くらいになる。買ってきた白い不織布が予想外に薄すぎて、重ねないと透けてしまう。
 しかし今回の台本はおおざっぱなお話で、このままではこれまでのアトリエ公演の中で一番「幼い」芝居になるのではないかと思っている。定期公演もこの線で選んでいくとしたら、つまらないなあ。