雑感170718

 雨なので庭にも出られない。夜はまあすごい降りだった。近頃は局地的な豪雨が頻繁に起きる。
 昨日、庭の伽羅の木にセミの抜け殻を二つ見つけた。鳴き声はまだ聞かない。


 

 先日、川崎で某団体のデモがあった。これに対するカウンターは激しいものが予想された。
 昨年の6月にも同様のデモがあったのだが、警察もカウンターの接近を防ぎきれず(警察の予想を超える人数だった)主催者に中止を求めるという結果になった。デモ隊とその両脇に並ぶ警察官と車道に飛び出してくるカウンターの男たちが入り乱れ、混乱状態。デモ参加者につかみかかる者に、目の前にいる警察官が「手を放しなさい!」とメガホンで叫ぶという状態だった。この状況を撮影したものは画像投稿サイトにあるから見てみるといい。
 今年は、デモ予定地点に県警機動隊のバスが10台以上並んで歩道への飛び出しを防ぐ構えだったが、さらに予定位置より手前でデモを始めさせた。デモ隊はバス1台の人数で、降りたところから両脇を手をつないだ警官に守られながら行進を始める。たちまちカウンターが集まってくる。警察官がそれを阻止する。車道に飛び出し、寝転んで阻止しようとするが警官に排除される。去年はこれを排除しなかった。10分程度で行進は終わるが、終点で待つバスを包囲しろと指示が出て何人も寝転ぶ。どこか辺野古の状況を思い出させる。警官を押しのけてプラカードを示し、罵声を浴びせるカウンター。
 これも動画で見られるのでぜひ見るといい。
 デモ側もカウンター側も、自分たちの勝利としているようだが、さてどうなんだろう。



 1日に秋葉原で行われた都議選の演説だが、安倍首相の応援演説に対する妨害がひどかった。中にいる人たちの何人かは関西から来たようで、籠池夫妻がなんでいるのか分からないが、奥さんの方も大写しで叫んでいるのが放送された。あれは「人殺しー」「携帯返せー」とか言っているのだ。某大学の先生で共産党シンパらしい方、しばき隊の方、中核派の方などがいたようだ。この顔ぶれを見れば、もう一連のことが何らかのつながりを感じさせるのではないか。
 要するに彼らは反安倍で政権打倒のために演説を妨害しに来たのであろう。彼らと街宣車の間には相当の距離があるが、その空間に写真を見ただけで10人前後のSPらしき男たちが一定の間隔で写っている。彼らは妨害者の飛び出しや何らかの行動に備えているのだろう。この危険な状況でも車上の候補者たちは余裕で熱弁をふるったようだ。「こんな人たち」とはもちろん演説の妨害をしている人たちで、非常識あるいは法律違反の行為をしている人たちである。都議選に投票できない人たちが騒ぐのを批判しているのに、有権者に向かって逆切れしている、はないだろう。

 今はマスメディアによらずに現場の動画が見られるので、記事化されない、記者の主観を交えない現実を目撃できる。そして反対の立場からの映像も見ることができ、誰でもそこから自分で状況を判断することができるのだから、マスメディアの意義は薄れた。