米沢中央、置賜農業、山形中央、山形西合同練習会

 12月10日(土)、11日(日)の両日、山形西高校に於いて演劇部の合同練習会を行った。

 部員数の少ない所、顧問の経験が浅い所と他地区の部という規準で声かけし、日頃出来ないような練習、交流をもくろんだのだった。若い顧問の方の実地研修という意味合いも兼ねている。

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 最初、秋の県大会当日に複数の高校に声かけしたのだが、いろいろとあって最終的には米沢中央さん、置賜農業さん、山形中央さんと山形西の4校で実施することになった。
 置賜地区の高校さんには、2月のシベールアリーナでの合同発表会「私たちの幕が上がる」を団体で観劇していただいたご縁もある。

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 部員数が2~5人と少ない2校と20人前後と多い2校。顧問の経験が浅い2校と長い2校という取り合わせだった。部員を4班に分け、拙作の2本のそれぞれ中盤と後半20頁くらいを稽古し、演じてもらった。各班の演出は参加校の顧問が行った。初心者については、自分がサポートする場面もあるかと思っていたが、それは全く必要なかった。しっかり台本を解釈し、場面を立ち上げてくれた。有能な若手がいるのは頼もしい限りである。後生畏るべし。

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 台本は60頁で60分という体裁なので、各班ともおよそ20分の発表となった。これを1日半で台本を手から放して演じるまでにした。無謀なようだが、2月の県生徒リーダー研修会で見上先生の口立てによる指導を見ていたので、今回もそのようにすればきっと出来ると信じていた。

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 発表は部室で行い、照明と音響が入る。スタッフはうちの4人が専門で担当した。各班の芝居に合わせ、仕込みをした。当日にキャスティングしたので、さすがに衣装は用意できない。練習は部室の他、会議室、合宿所和室、同窓会館などを借りて4カ所確保した。各班とも1回は部室で練習できるようなローテーションを組んだ。
 「私の愛した白熊」の班は9人で、「リトルマッチガール」の班は7人で合計32人のキャスト。1日しか参加できなかった部員もいるが、なんとか融通できた。

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 部員達は最初は手探りで、次第に話し合いながら楽しく芝居作りをしてくれたようだ。

 昼はみんな食堂で食べたが、初日はたこ焼き形パンケーキ、2日目は白玉入りお汁粉をつくってふるまった。うちの部員で1日しか参加できない者が3人ずついたのでその人に頼んだ。
 リンゴも置農さん持参のと自分の差し入れたのを切って食べてもらった。

イメージ 5 厨房

イメージ 6 食堂


 作者は10年以上前の自分の作品を、他人の演出で観るという経験をしたわけだが、何とも感動的であった。予想を裏切る演出もあり興味深かった。
 いやみなさんお疲れさまでした。そして本当にありがとうございました。


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 出来れば、恒例にして、年2回夏冬に実施できたらいいななどと考えている(夏だったら7月の中旬の土日でないとできそうにない)。今回いっしょに練習できなかった部とも交流できたらいいだろうな。自分はもう先がないのだが…。
 しかし来年は南東北インターハイの年なのでいろいろと重なってくるだろうなあ。
 そして来年の冬には本県で東北大会が開催されることになっている。