炎熱の部活 2

 暑い。音楽(合唱)部と箏曲部さんの活動場所にはクーラーがついているが、わが演劇部室にはない。室内温度を測ったことはないが、熱中症危険度はかなり高いのではないだろうか。クーラーつけてもらえないかな。温度測ってみるか。怖いけど。

 生徒演出が不在で1年生の助演出が稽古を見ている。前半29頁を場面毎にやったところ全部で15分くらいだったというので、これは全部やっても30分程度かと思われる。うーむ。
 演出の悩んでいる所に少し手を入れてみる。教室なので机が並んでいるのだが、どうしてもその後で演技してしまう。もっと前に前に出ないといけないと言っているが、なかなか実際には出来ないようだ。
 台本を読んで自分たちは分かっているため、演技表現が足りない=初めて見た人には分からない部分がある。あるいは自分たちの中で制限しているものもある。この役の設定はこうだからこうしてはいけない、とかだ。そのためにかなり窮屈というか小さな表現になってしまう傾向が見られる。
 あとは、距離感。台詞から感じられる距離感というのがあるだろうが、役者の座る机の位置に縛られておかしくなっているところがある。少し役者間の距離を変えてみるだけで全体の印象が変わる=分かりやすくなる。

 装置は教室の出入り口や窓をパネルで作ることになった。扉は以前に作った物が3枚あるので、新たに1枚を作り、ドア枠を作る。開閉できるようになっているので、揺れたりしないように結構しっかりした作りになる。高さ9尺。重いだろうな。戸1枚と枠1つ分で1万円くらいの木材を買った。ホワイトウッドと杉荒材、2㎜ベニヤ板だが、木材は高い。
 装置担当者は全員初めてなので、材料の切り方から教える。電動ドリルで少し穴を開けてから電動ドライバーでスリムネジを打ち込むというやり方で、釘打ちするよりはるかに楽である。
 黙々とやるタイプの子が多く、仕事がはかどるのが良い。

 今日は部活は休み。一人だけ全国大会を(自費で)観劇に行っている子がいる。伝え聞くところでは、熱演の連続らしい。あの雰囲気はやっぱり全国ならではだろう。「季刊高校演劇」の全国大会特集号買って来てくれるといいな。定期購読については、何度注文のメールをしてもなしのつぶてというか要領を得ないので、あきらめてしまっている。