今日も快晴

 雪布のテスト。体育館ステージの照明バトンを下ろし、雪布を吊る。奥に工場扇が見える。
 どうもこの近さと高さでは強すぎて桜の流れが急すぎるようだ。市民会館くらいの間口、高さだとちょうどよかったのだが。家庭用扇風機に変える方がいいかも知れない。 
 
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 今日は昨日の通しの反省に立って場練。しかし、人がいなかったり、喉の調子の悪い子がいて全部は出来なかった。もっとも心にしみるだろう4場を見る。
 ほぼ出来ているように思われる。役者はいずれも非常に良く演じている。しかしさらに、1人の中心的な役の台詞を考える。
 
 台詞を考えるとは、言葉をいじることではない。解釈を変えるのだ。この役が今何を感じ、思っているのかを考える。相手役の返す台詞から、その前の台詞が与えた影響を考える。解釈を深化させる。つまりその役柄、その脚本の理解を深める。その時最も必要な事は人間性の洞察だ。
 台詞を考える、そのことで芝居も大きく変化する。おもしろい。これは演出の醍醐味の一つだ。
 
 でも多くの高校演劇においては台詞の解釈の甘い(浅い)上演が少なくない。いや、というよりは、多くの高校演劇はそんな台詞の解釈云々のレベルではないところで作られていると言った方が良いかも知れない。あくまで自分個人の演劇の考え方からすれば、の見方だが。