何かに向かって動き出している

 久しぶりに北町のスーパーへ買い物に行った。途中、見ると北山形駅西口の駅舎が一新されていた。
 前の建物は『やまのはのあお』を上演するときに参考にしたりしたのだったが…。
 スーパーの近辺も新しいアパートや医院が建っていて、いつの間にといぶかしく思うが、別に浦島になったわけでもない。世の変化が速いだけだろう。
 
 カモの親子は帰ってこなかった。カラスを避けてどこかへ移ったのだろうが、ヒナたちが歩いて行けるような近くに、池などあっただろうか。親は飛びながら探せるのだろう。どこか池のあるお屋敷など見つけたのであれば良いが。
 
 学校は今週の水曜日に創立116周年記念式で、恒例の(第56回)校内合唱コンクールがある。ために、クラス毎に練習する歌声が聞こえる。女声合唱だけである。女子校だから当然だが。課題曲と自由曲を歌う。審査員は外部の専門家が5名。
 このため、毎年この時期の部活動は大きく影響を受ける。5時を過ぎないと集まらない。集まってもあまり時間がないので、既成台本読みや即興をやって終わる。
 顧問は、いつもならこの時期に台本を考えたりするのだが、今年は毎日の時間割作業があって、考える時間がとれない…という言い訳をしているとも言えるが…。このフラストレーションを一気にぶつけることのできる日が待ち遠しい。
 まあしかし、生徒と一緒に、結果はどうなるかわからないが、準備に動き始めてはいる。生徒は十分やる気があるから、いけそうな感じはしている。この感じは大切である。
 
 地区大会会場は今年は山形市民会館で、舞台の間口も奥行きもあるが、県大会は(行けたとして)東根市タントクルセンターが会場だから、舞台はぐっと小さくなる。それを見込んで舞台作りをしなければならない。あまり大きなセットは敬遠しよう。おそらく製作する余裕も無いだろうし。
 
 一つのシーンはなんとなく見える。…数人が多くの人の前を歩く…。まずここだけ作ってみようかな。
 
 
 頭だけで考えたものと心で考えた?ものとの違い。感動するためには心を動かすことが必要だろう。心の動く場面をつくる。…まあどんな芝居を作るかは人によってみな違うんだし、観る人もどんな芝居をいいと思うかはみな違うのだから、もうひたすら自分を信じるしかない。