桜咲く

 穏やかな暖かい日が続き、桜が開花する。たちまち華やかな景色となる。
 
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 課題が提出できず、指導を受けて部活に遅れたり、来られない生徒もいる。土日に部活がなければもっと勉強できるのだろうが。
 新入生が見学に来ていろいろ質問していく。部員が答えるのを聞いていると、時間があるから勉強できるかというとそうでもないのだというようなことを答えている。週1~2回義務的に参加するような部よりも部活の時間は長いし、休みも少ないけれど、やりがいは大きい、と。
 うちの部の進路状況は、今年の場合は北大、東北大、新潟大、山形大、東北芸工大など。結構頑張っている。現校友会副会長も在籍している、と言うと安心するようである。部活と勉強が両立できるかどうかが大きな関心事なのだ。
 
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 16日に登録が締め切られ、17日に顔合わせ。登録数は新入生15人で、2・3年生の人数と同じだから、一挙に倍増した。3年生が引退した後でも25人になる。大所帯である。部室が狭くなる。統率という面では大変になるのは目に見えている。指導運営方法を考えねばならない。
 しかし、登場人物を増やすのは楽になる。一人二役とかしなくて済む。どんな個性が揃っているのか、明日の顔合わせが楽しみだ。
 
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 上演が近づいて、主たる役者はどんどん役柄としての演技を深めてきている。演出も次第に細かい所に目が行くようになり、濃密になってくる。筋書きを追っていたのが、人間描写が深まり、ドラマになっていく。意外に面白い作品だったなこれ。今年卒業した生徒が勧めていたのを顧問は却下していたのだが、お見それしましたというところだ。
 
 新入部員も、この芝居、大勢が出てくる場面があるので早速に舞台に立てそうである。時計職人たちや大工、奴隷の役だが…。
 
 
 
 部員たちとは部室でのつきあいのみでやって来たが、個々人と面接というか、場を換えて1人1人から話を聞くことも必要だろうと感じる。今の生徒は全体の場では言えないが、SNSで呟いてしまう。それが予想外の反応を引き起こしていくのが嫌だ。ああいう短信の文言は往々にして誤解を生じさせる。
 面と向かって言いたいことが言えるようになってほしいし、もちろん言えないこともあるだろうから、それは心に収めて(人の目に触れない日記に書いてもいいが)自分の内で昇華させるような力も身につけてほしいと思う。協調を目指して発言する勇気と黙っている勇気(克己)がバランス良く育ってほしい。自分の弱さを軽々しく呟くのは良くないし(大人の場合は自分の弱さも客観視して書いているのですよ)、現実に対する行動をせずに他への不満を呟くのは無責任というものだろう。
 …まあ、部員のSNSにちょっと神経質になっているのです。