今日が終わればほぼ夏休み

 今日までは雑用(と言ってはいけないか)で忙しい。職員会議と運動部生徒対象の救命講習がある。
 仕事が一段落してから台本に向かう。一昨日20頁ほどできた分を渡して感想を聞く。あれこれ言うのを台本に取り込む。とにかくキャストを決めるためには台本が必要だ。昨日は部室に行かず(昼で講習が終わるので、部活の開始・終了も早くなる)、ひたすら打って30頁くらいになる。まだ予定の半分に過ぎないが、登場人物が動き出し、しゃべり出したのでずいぶん楽になっている。書くべき場面も見えてくる。場面場面はできてくるが、全体の流れ(場面の順番)が決まっていない。舞台運び、転換の都合もある。主要キャストが6~7人。当て書きではないので、配役は皆目見当がつかない。生徒の決めた〆切は26日である。あと5日か…。 
 学校のアカシア会館という建物に昔の資料が展示してあるのだが、陳列棚を開けて古い記念誌などを読む。窓も冷房もない部屋なので汗が流れ落ちる。地袋を開けると写真パネルがたくさん出てくる。百周年あたりで作ったのだろうか。はじめて旧校舎のグランド全景を見ることができた。東西に長い敷地は現在も高低差があるのだが、予想に反して傾斜や段差がない平坦なグランドである。師範の寄宿舎と附属小学校の間に高いポプラの木があり、その線から小学校のグランドが分かれている。「中央丘陵」と呼ばれる木立が2カ所ほどあり、一応の仕切りになっている。これまでは別々の写真しか見られず、両者の境目がどうなっているのかよく分からなかったのだ。
 制服の展示もあるが、戦時中の丸襟のものは小さな人形でしか見ることができない。写真で見る師範の制服はほとんど高女と同じセーラーで、今の制服に前立てを付けたらそのままである。
 訪問インタビューした方がぜひ上演を観たいとおっしゃるので(足がお悪いのだが)、学校祭に招待するつもりだ。会場は地区大会と同じ市民会館。まさに旧師範学校女子部と高等女学校のあった場所だ。因縁を感じる。お礼の意味もこめて、恥ずかしい芝居にはできない。