3月1日の雑感

 昨日、3月1日は9時に北上市さくらホールの春フェスチケット予約を試みた。しかし、なんと予約枚数終了という表示! 恐れていた事態か…。450席が団体(20名以上)予約で埋まってしまったのか…。何度やっても同じなのであきらめて用事を片付けにPCを離れる。もどってきて、やはりあきらめきれず再度開いてみると、なんと販売中になっているではないか! なんだかわからないがすかさず予約。無事に完了メールも受け取れた。この時9時13分。
 あとでツイッターにお詫びが出ていたのを見る。びっくりさせないでくださいよ。
 さて宿を取らなければ。
 
 今日明日は休み。明後日から年度末考査。ゆっくりしよう。
 
 最近、オリンピックを見ていたせいか宵っ張りになってしまった。
 オリンピックと言えば女子フィギュアの採点について、いろいろな意見を読んだが、おおむね某選手の得点に対する異常な高さは共通して指摘されているようだ。浅田真央に不利なルール改定が続いたという指摘もあった。日本が強かったスキー複合に対するルール改定にも比べられるが、まるで個人狙いのような改定には憤りを感じずにはいられない。
 人間が評価するのだから、それは人それぞれの感性による差異はあるだろう。しかし、そこに別の思惑が絡んだらダメだろう。それは純粋な審査ではなくなる。というのは日本人だけの感覚なのかも知れないが…。
 
 
 
 突然、安重根
 韓国では義士なのだという。前にも書いたが、他国の最高指導者だった政治家を暗殺した者が、国家によって英雄視されるのは間違っているだろう。単なるテロリストではなく知識人でもあったというような人物評がある。彼の書いた「東洋平和論」はネット上にあるので読めるが、自動翻訳のような訳文なので分かりづらい。おおよその内容は、前半では西洋の悪行(東洋の植民地化)を日本が日露戦争によって打ち破った事への朝鮮、中国の共感が書かれている。日本が天皇の下一致して戦ったことはすばらしいが、その後の日本の満州長春)奪取には幻滅した。天皇に一言申し上げたいというような内容だ。粗雑な論理であり、反日、侮日では全くない。これ韓国の人たちは読んだことがあるのだろうか? 
 彼は両班出身のクリスチャンであり、1894年甲午農民戦争を主導した東学党とは相容れない思想だろう。韓国独立を目指す勢力の中でどんな位置にあったのか。彼は義兵で軍人だから、暗殺ではなくて戦闘だという主張もあるが、実態の伴わない弱小武装勢力の一派に過ぎない。言ってみれば「日本赤軍」と名乗っても、誰も彼らを正規の軍人とは認めないのと同じではないか。
 日本・朝鮮・中国が協力してこそ東亜の平和が築けるというのは全くその通りだ。しかしその理想を実現するために日本と協力する用意が当時の朝鮮や中国にあったのか?
 伊藤博文の罪状として列記されるものも、孝明天皇の暗殺などいずれも根拠のない風説のようなもので、これで暗殺の実行に及んだとしたら、憂国の志士の気概は別にしても、あまりに浅慮で短絡的な行動である。
 初代韓国統監だから憎まれているのだろう。しかし、当時(日露戦争時)の韓国がどこかの保護国にならずに生存し続けられたか? 日本でなければ中国か、ロシアかフランスかドイツか? 朝鮮は日清戦争の結果、中国からの独立を確保した。しかし閔妃など朝鮮の指導者はロシアに靡き、結果的には日露戦争の後、日本の保護下に入ることになる。彼らは独立を本当には望んでいなかったのではないか? 最近の中国への親密ぶりを見てもそう思ってしまう。
 
 
 3月1日は朝鮮独立運動の記念日だ。1919年の独立宣言自体は非暴力を唱えていたのだが、運動が天道教(=東学)、キリスト教信者を中心に全国に広がるにつれ暴動化(駐在所、郵便局、小学校、日本人の家屋を襲撃)したこともあり、官憲との衝突が頻発した。
 この日デモを先導し日本側に逮捕され、法廷闘争、拷問の末に殺されたという女性、柳寛順について。書店に行くとさまざまな伝記があるが、どれを読んでも何か具体性に欠ける感じがある。実は記録上の人物像とこういった出版物の中の人物像(朝鮮のジャンヌダルク)には大きな差がある。出生年月日、家族構成、3月1日の行動、法廷での抗議行動、判決の刑期、死亡年月日、遺体毀損の有無等、一次資料と証言から見る限り、流布している評伝は伝説化の結果としか思えない。実証的ではなく、空想的誇張が甚だしいのである。
 三一独立運動の経過を、上海にいた朝鮮人が伝聞のままに記録したのが「朝鮮独立運動の血史」だが、そこには柳寛順の名は見えないそうだ。