意外におだやかな日

 新学期も1週間過ぎた。休み明けで疲れたのか今日は午前中ぐてっとしていた。昼から、少し積もっている雪をかいたり、繕い物したり動き出した。
 
 部活は課題テスト終了後、8日から再開。まずアトリエ公演の片付け。吊りっぱなしだった照明の撤去。借り物の返却。音響卓の移動(スピーカーも移動)。窓の遮光はがし。掃除。きれいにすると部室が広いのが分かる。廊下の荷物置き場も整理。昨年から置いてあった図書館のカードケース4個を廃棄物に出したので広くなった。みんなよく働いてくれる。
 
 アトリエ公演を観てくれ校長のアンケート(感想)を読む。アトリエ公演の特徴として客席との近さを挙げ、映像表現のような普通の自然な声での台詞の可能性を示したりしてくれている。
 校長は正月に渡辺えりさんと会う機会があり、その際にアトリエ公演のチラシを持参して、演劇部の活動を紹介してくれたのだ。えりさんはチラシの裏に長文の激励を書いてくださった。校長は始業式の式辞でその全文を紹介して、どの部にもあてはまると述べていた。
 校長からもらったそのチラシを部員たちに披露するとみんな感激していた様子。
 まことにありがとうございました。
 
 9日からは定演向けの台本探し。某脚本投稿サイトからダウンロードした、「不思議の国のアリス」を翻案した2本を候補にしているようで、それを借りて読んでみる。ただ、1本はもうアップされていないらしい。登場人物はほぼ原作通りだが、どちらもアリスが日本の女子高校生になっている。
 このサイトの台本を読むのは苦痛である。まず横書きが苦痛だし、台詞の稚拙さが苦痛である。我慢して読むと、少し光る所もないではないが、とうてい舞台に上げられるようなものとは思えない。どうしても映像的発想で書いているから、転換が考えられていない。そこは演出でどうにかするとしても、台詞が心理の説明になっていて、自分で(あるいは相手が)全て言ってしまうからドラマにならない。
 いっそ、ルイス・キャロルの原作から新たに書き起こしたらどうかと思うが、これら以上のものを書ける子がいないだろう
 しかし昨年に続いてファンタジーか…。これが意外に難しいのだ。衣装作ったり、舞台美術考えたり(それが楽しいのかな)。生徒に任せれば8年前までやっていたような路線に戻るのだろうか。自分はそれが我慢できなくてプロの脚本などに変えてきたのだが。
 身の丈に合っていると言えばそうなのかも知れない。
 
 
 
 2月1日(土)~2日(日)に県生徒リーダー研修会が庄内地区主催である。会場は湯野浜温泉のホテルだ。今年は清野先生が講師で、脚本の書き方もあるようで1人1台PC持参という指示がある。持っていない子には貸してあげないといけないな。1年生2人を参加させるが、まだ人選は決まっていない。
 
 次の週には村山最北地区の生徒講習会があるはずだ。去年はなかったがその前、前々回は参加しているので、今回も参加したいと思っているが、まだ詳細不明である。
 
 その次の週には第3回山形県青少年演劇合同発表会がある。村山市民会館の大ホールと小ホール
を交互に使って5団体(高校演劇部は3校)が上演するようだ。せっかくの企画なので、参加募集・広報・観客動員にもう少し力を入れてみたらいいのにと思う。