自由のタンゴ

 24日(日)、シベールアリーナで「coba solo tour 2013 ~ピュア アコーディオン」を聴く。
 
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 何年か前にテルサで聴いて以来だが、今回はバック無しの初の単独演奏ということであった。岩手、宮城と来て3回目だとのこと。
 キーの操作で楽器の音色が変化する。パイプオルガンのように、フルートのように。それを自在に操るcobaの姿は、もうそれだけで感動ものだ。大変な音量があって、CDで聴くのとは全然違う。
 
 昼の演奏は大っ嫌いだということだが、前半は会場も演奏者も少し固かったが、後半はもう凄かった。長いカーテンコールの末にあらわれての2曲のアンコールにスタンディングの拍手。
 
 自分の連れは、CDを買ったので握手券をもらい、並んで握手してきた。その感想は、「人間じゃない」と言っていた。
 
 テルサの時は、「これから即興で弾きます」と言って、神が下りて来るままに弾いたそれが凄かった。
 随分前に芝居で使おうと思った曲は「maniacoba 2」のものだった。もうアルバムは35枚だという。後進も育って、自分が自分に課した三つの封印(伴奏はしない、人の曲は演奏しない、1人では演奏しない)をようやく解いて、自由になっての演奏。楽しくて仕方がないという、その境地に自分もなりたいと切に思ったのでした。