夏休み! → 講習と部活

 終業式だった。昨日、一昨日は校内総体(クラスマッチ)だった。2年のクラスが総合優勝。
 昨日は大雨、雷雨で大変だった。JRの不通で自宅待機となった生徒も。
 エリアメールで市内の一部に避難勧告が出たとの通知が来る。2~30年前に実家の近くの川が氾濫し、夜にかり出されて土嚢積みをしたのを思い出した。今回避難勧告の出た地域を流れるT瀬川の支流だ。近所まで床下浸水になった。その後河川改修が行われ、今回は何事もなかった。
 
 部活再開。再び台本を刷って配布。43頁、未完成である。新しい場面(台詞になった)を加え、一部順序を変えて6場にし(まだ場に分けてなかった)、大分通りが良くなった。でもまだまだ固い感じだ。書いてみると足りないところ(自分の中では了解されていることだが、外から見ると分からない部分)が分かる。やっぱり一貫したものが必要かと思われるのだ。手直しを続けて、地区大会まであと1ヶ月かけて作っていくつもり。
 ざっと読んだ部員に「おもしろいか?」と聞くと、「おもしろくはないです」と答える某。やれやれ、であるが、もうこれでいくしかない。明日明後日と読んで、月曜日にキャスティング。
 
 必要な小道具をネットオークションで落とそうとしたが、時間切れ寸前になると急に値が上がるのでとてもとても無理だった。何かのつてで借りるかどうかしなければならない。邦楽器なのだが。
 
 
 
 
 
 
 歴史は各国の編むストーリーとも言える。国の成り立ちを支える「神話」である。だからそれぞれの国毎に「歴史」がある。
 日本は世界大戦の結果、自国の「神話」=「歴史」を砕かれた。その後は自国を賛美するような記述は抑えられ、ひたすら客観的に見るのが歴史だということになった。一方で、近隣諸国ではそれぞれに「神話」が作られ、指導者の絶対化・神格化を進めたり、日本の島を昔からの自分の国の領土だとしたり、さまざまな「歴史」が編まれた。その正当性を支えるのが、敗戦国日本の「侵略」という負の歴史である。
 莫大な経済支援をしながら頭を下げ続けて70年近くになる。かつての被侵略国は経済的に豊かになり、国際的な地位も得て、日本との関係も新たな段階に進んでいくのかと思っても、逆なのだった。各国民の信じる「歴史」がある以上、どこまでも変わりようがないのだ。歴史認識の問題とはそういうことなのだ、と思う。
 もういいかげんに疲れたというか、いいかげんにしろというか、そんな気分なのだと思う、今の大多数の日本人の正直な気持ちは。
 それを近隣諸国は恫喝によって抑えつけようとするが、それはもう無理だろう。かえって、行きすぎた神話化の悪影響が自らに降りかかってもいるのではないか。
 
 日本とアメリカや中国が戦争していたことを忘れているというか知らない日本人も多いとか。それは、教科書の歴史が客観的な事実の羅列でしかなく、自分を支える「歴史」になっていないのだから当然と言えば当然であろう。
 ある部分(近隣諸国との近現代史)について日本人の視点で日本人の歴史(ストーリー)を教えることが非難されるような状況は、やはり不健全だと思われるのだ。