各高校定期公演日程①

 県生徒講習会終了。昨年より若干参加人数減であるとのこと。新入部員数が減っているのだ。またぞろ部数減、部員数減の心配がもどってくる。しかし、転勤された顧問の方が新任校で演劇愛好会を立ち上げたことも聞く。
今年度県高校演劇協議会登録、28校、479人。1・2年生だけだと320人。この28校から2校がブロック大会に出場する。単純な出場確率は7パーセントである。北海道や東京ではもっと少ないのだろう。演劇部も部活動として上位大会への出場が成績として残るわけだから、この少ない席を得るために(良かれ悪しかれ)他校と競うことになる。


県生徒講習会に来られた各校顧問からそれぞれの定期公演の案内を受ける。以下、列記するが全部観ることはできない。同日同時刻開演の公演があるからだ。

各高校演劇部定期公演日程①
5月26日(土) 山形南高校映画演劇研究部第37回定期公演 『悪の組織の作り方~がんばれ
          レッドマン~』 作、八城 悠 山形市中央公民館 13:30開演 
5月30日(水) 山形学院高校演劇部定期公演 『Beyond the door』 作、キリ 
          県生涯学習センター遊学館 18:00開演
5月31日(木) 山形中央高校演劇部第38回定期公演 『DOLL』 作、如月小春(DOLLより)
          山形市中央公民館 17:30開演 
6月 2日(土) 上山明新館高校演劇部第11回定期公演 『作文の話』 生徒創作
          『ヒトリボッチ』 作、楽静 県生涯学習センター遊学館 14:00開演
  〃       山形市立商業高校演劇部定期公演 『僕のポケットは星でいっぱい』 作、成井 豊
          山形市中央公民館 17:30開演
6月 3日(日) 寒河江高校演劇部第33回定期公演 『虚名の栄達』 生徒創作
          寒河江市民文化会館 14:00開演
  〃       新庄南高校演劇部定期公演 『塩原町長選挙』 作、山形南高校映演部
          新庄市民文化会館 13:30開演
6月 4日(月) 楯岡高校演劇部第18回定期公演 『cord』 生徒創作
          村山市民会館 15:30開演
6月 5日(火) 山形西高校演劇部第9回アトリエ公演(公開練習) 部室
6月 7日(木)  山形工業高校演劇部第46回定期公演 『☆コーヒー牛乳☆』 生徒創作
          県生涯学習センター遊学館 17:45開演
  〃       山形北高校演劇部第47回定期公演 『最終試験場の9人』 作、畑澤聖悟
          山形市中央公民館 18:30開演
6月16日(土) 東根工業高校演劇・放送部第66回定期公演(春季) さくらんぼタントクルセンター
          『今昔・日本昔話』 作、清野和男 18:30開演
6月22日(金) 日本大学山形高校演劇部第53回定期公演 『逆臣』 作、奈良崎晃隆 
          山形市中央公民館 17:30開演
6月23日(土) 天童高等学校演劇部第39回定期公演 『Annie』 作、ハロルド・グレイ
          『Annie~天高edition』 天童市市民文化会館 15:00 開演
6月24日(日) 置賜農業高校演劇部第14回定期公演 『朧の森に棲む鬼』 作、中島かずき
          川西町フレンドリープラザ 13:00~と18:00~の2回公演
6月28日(木) 山形東高校演劇部水無月公演 『オイル』 作、野田秀樹 山形市中央公民館
          18:00開演
 
 
 ネット時代になって、高校演劇の公演も有力な部の公演は注目され、ツイッターなどでも広く伝達されていくようになった。近県から観劇に行く人も出るのだろう。
 しかし名もない多くの部の公演は今も人知れず行われて、忘れられていく。数少ない観客の記憶の中からすら消えてしまう。広報、集客に力を入れることが二の次になっているのが主な理由だが、高校生部員の中に、互いに観劇し合うという習慣がないことも大きい理由であろう。一つの市内に複数の部がある場合は比較的交流があるが、電車に乗って行くような他の市へはなかなか行けない。
 本県では毎年、演劇通信を発行して各部の活動をまとめている。また、今年は県高校演劇協議会の40周年になるが、10年ごとに記念誌を作ってまとめているので、大会作品や各部の定期公演の出し物も記録される場合が多い。

 だが、記録に残ることと記憶に残ることはやはり違うだろう。自主公演でも観客のほとんどの記憶に残る作品、ああ、あの時のあれかと感慨を持って思い出されるような作品は貴重である。自分はできるだけ多くの公演を観て、記録と記憶に留めたいと思っている。いい芝居(高校演劇)に出会うことを期待して。


 14日(月)は入学式の代休だったので、寒河江市美術館で開かれているS先生の作品展に行く。ろうけつ染の作品が多い。幸い在会場でお話をすることができた。昔話や、共通の知人の近況が話題となる。ご退職後3年、今は日展も退会して悠々と暮らしながら制作していらっしゃる。