今日も雪

 断続的に雪。しかし気温はひと頃の寒さがなく、地面も陽射しを受けて少しずつ暖かくなってきている。「春の淡雪」というほど優しくはないが。
 
 キャスティング。午前中、ある程度希望に添って演出が配役し、入れ替えながら全6場を読む。昼休み中、演出(1年生)、と助演出(2年生)が相談に来る。いろいろ考えておおよその配役を決める。2パターン。しかし、舞監を相談に入れなかったので怒られる。自分はずっと聞いているので、どういう配役がしっくりくるかの判断はできている。
 午後、その線で、全員が登場する5場を読む。
 さらに舞監の意見も入れ、キャスト発表に至る。拍手で受け容れられる。テスト休みに入る前に大仕事を終えることができた。演出、ご苦労様でした。このキャスティングという作業は大変なプレッシャーのかかるものだ。脚本の要求する最善の配役と部員の希望する配役は必ずしも一致しないので…。
 
 入れ替わりで読み進めてきたので、誰も特にアドバイスはしないのだが、他の人が読むのを聞いて「この台詞はそう読むのか」、「この役はあの人のような解釈でとらえた方が良いのだ」ということが皆に共通理解として納得されてきている。それを受けてさらに別の読みをしてみたり、どんどん深まってきた。初読の時とはまるで違って生き生きとした会話になっている。公演が楽しみである。(今日もかなりグッときてしまった。ああ、懐かしき青春時代!)
 
 テスト後に、1年からもう1人助演出を選び、演出陣3人で練習を進めることになる(2年生はキャストにもなっている)。それまでに舞台装置を考えておかないとすぐに動線をつけられない。ほぼ全編4畳半の中での芝居なのだが、階段が重要な場所になっているので、そこが工夫のしどころになる。2階作りにも挑戦するか!
 
 上演時間は、今日の読みの計時だと1時間45分前後と予想される。
 
 今の2年生(もうすぐ3年生)は入学して2ヶ月足らずの時にアトリエ公演をしているが、その時からうまかった。彼女らにしての東北大会出場、納得できる。もちろんこれまでの先輩たちの力が結実しているのは間違いないのだが。
 
 今日もブックオフで8冊ほど少女漫画を購入。『トーマの心臓』とか『地球へ』とか、全て105円。山田ミネコの作品は初めて見たが、なるほど気持ち悪い(失礼)。テストが終わったら部員に読ませるつもり。