昨夜から雪

 昨日は暖かい日だったが、夜からかなりの雪が降り、朝には結構積もった。朝、車で走っていても視界が真っ白だった。今日もずっと降り続いた。
 
 定演の本読みが進んで、だいぶ台本の形が見えてきた。それぞれの役柄の特徴も分かってくる。この本(『ギラギラの月』)は、初読の印象よりずっとおもしろい。
 キャストの希望を演出がまとめ、希望の役で読んでみる。第2希望まであるので複雑な組み合わせをいろいろ試している。今日の読みを踏まえて、明日には配役が決まる予定。
 自分は生徒が読むのをただ黙って聞いているが、ある種の感慨を禁じ得ない。登場人物たちは自分のわずか3歳上の世代で、漫画に向ける情熱が非常に共感をもって迫ってくるので、何度もグッときてしまった。いまのところ個人的感情なのだが、上演時は観客にもこの気持ちが伝わってくれたらいいなと思う。
 ただ、舞台設定の昭和43年12月には、生徒はおろかその親も生まれていないと言われてはガックリだ。みんな、かまやつひろしの『バンバンバン』どころか、GS(ガソリンスタンドではない)のタイガースもスパイダースも知らない。タイガースはプロ野球チームしか知らない。学生運動内ゲバ全共闘と機動隊の戦いなんかも分からないだろう。3億円事件は知識として知っているようだ。でも今時はyoutubeで映像が見られるので、知識を得るのは楽だ。
 
 登場人物(24年組の女性漫画家たち)の作品を読ませたいと思い、ブックオフに行くが彼女らの本はあまりない。やっと見つけた竹宮恵子風と木の詩』と山岸涼子アラベスク』のそれぞれ第1巻だけを買った。
 
 明日で一旦部活は休止。学年末テスト1週間前である。3月10日には高校入選もある。
 舞台美術を考えることにする。階段を(できれば2階を)作らなければならない。自分は装置を考えるのが大好きである。ある占い書によれば、自分の前世は成功した建築家(宮大工や仏具師)だそうだ。