リハーサル開始

 東北大会リハーサル開始。今日は開催県の3校と他県2校のリハーサル。装置の移動運搬もなんとかできた。(今日、装置が多かったのは県内3校だが)
 しかし、60分間でできることは限られている。特に照明はやってみないと分からない部分があって、それを十分に修正しきれないままで終わってしまうことがある。
 他県では調光も手上げでなくコンピューター入力でやっている学校が多くなっていて、そのデータを持ってきて会館のコンピュータ-に記憶させる。これは自分はやったことがないのでよく分からない。市中央公民館や県生涯学習センターのホールにはこの設備がないので、定期公演などで使っても手上げでしかやったことがないのだ。(学校祭は市民会館なのだから、今度使ってみようかな。)
 
 明日は7校のリハーサル。まったく照明も装置もないという上演や、サスの回路数をオーバーしてオプションを入れている上演、基本仕込みの地明かりを使わず別途追加で組んでいる上演とさまざまである。60分で照明が仕込みきれるか? 60分で打ち切るしかないだろうなあ…。上演前の仕込みも押すだろうなあ…。まあ明日のリハでの相談次第だが。(他校に関しては何も言わないつもりだったが言ってしまった。)
 スタッフの方は本当に丁寧に可能な限りの対応をしてくれている(打合会以後の変更にも)が、代わりに大変な労力を払っている。会館設備の限界を超える仕込みを、限られた時間内に行うのだ。彼らの力無しには大会など成立しない、と声を大にして言いたい。(しかし、こんなに複雑な照明が必要なほど、現在の高校演劇はハイレベルになったのか。)
 
 うちは朝からパッキング、積み込み、荷下ろし、搬入、練習会場での練習、リハと大忙しだった。リハはもう何度も繰り返しているので速くできるようになっているし、生徒演出の指示で進行できた。
 
 昨日までの通しは大体58分で、芝居は固まっていると思う。でも今日はまた某役に注文を出して、その演技指導は演出に任せた(自分は現演出には絶大な信頼を置いている)。結果、ぐっと感情は入ったが、表現としては当然未成熟なので、あと2日でもう少し熟してほしい。周りの役者の演技が向上してくると、少し弱い所が目立ってきてしまうので、その部分に修正が必要になるのだ。 主人公の台詞も1カ所変更を指示したが、劇的に良くはならない。まだやり方があるように思うので考える。プロの役者じゃないのだから、脚本を書く段階で想像したとおりに、台詞を実際に言えるかというと難しい。何らかの工夫でそこを補わないといけない。
 
 明日からは生徒講評委員会の活動も始まる。いよいよ本格始動するのだ。
 今日は快晴だったが、明日からは雪になる。