春めいた一日。明日はもっと暖かそうだ。さまざまな新年度の準備が進む。
部活は主要キャストの1人が通院のため、午前中は稽古が停滞。午後、その子が復帰して、80頁あたりをやっていた。少し抜いて先の方をやったようだ。観た感じ、ぞくぞくする。16年前のより、そう感じる。これなら生徒演出に任せていても安心だ。
生徒が、衣装のチマチョゴリを借りてきた。が、ピンクなので…別に作りたい。昔の学生カバンを探していて、2つ持ってきてくれた先生がいる。自分には懐かしいが、今の生徒は見たこともない。あと3つ、他の先生方やカバン店に問い合わせたりしている。
明日は会館スタッフとの打合せ。生徒だけでがんばってもらう。
10年前に演劇部のない高校に転勤した最初の年、有志を募って学校の文化祭に体育館で上演した作品の写真が出てきたので載せようと思う。 『赤頭巾最終回』という寸劇。
お人好しの狼を馬鹿にし、翻弄する赤頭巾。なぜか、先におばあさんの家に行かないとダメ、と教える。
↓ 旅人登場、赤頭巾のおばあさんと知り合いだという。2人はおばあさんの家に向かう。
おばあさんの家にいるのが狼だと見抜いた旅人。 狼に食べたおばあさんを吐き出させる。そうしないと狩人に腹を切り裂かれるぞ、と。いったい、この旅人は何者?
↓ 狩人が登場。しかし、なんと旅人も狼だった!
この童話が読まれるたび、狼が1匹ずつ死んでゆく。他の登場人物は皆生き返って、また同じ事を繰り返すのだ。この狼は父親の仇を討つため、世界中の「赤頭巾」の童話本を破棄しているのだった…。
さて、この後どうなるのでしょうか? 知りたい人は脚本置き場を見てください。