8ミリビデオの再生

 ずっと前は、稽古や上演を、SONYの「8ミリビデオ」で撮っていた。今や機材を持たず、再生は出来ない状態だったが、今の部には8ミリからVHSへのダビング機があるので、これで見ることができる。しかし、今のうちにデジタル化しておく方が良いだろうと思う。
 「静物画」の稽古の8ミリビデオテープを見つけた。94年6月上旬の撮影。1本は部室(当時「分室」と呼ばれていた建物にあったが、今は更地)2階の稽古場(教室より一回り狭い部屋)での通し稽古。もう1本は「講堂」(旧師範学校時代の建物)での「総練」(装置を立て、衣装を着けた通しをそう呼んでいた)を撮影した物。狭い部屋では全体を撮りづらかったが、広角のレンズをかぶせて撮影していたと思う。
 再生しているのを2年生も部分的にのぞき見る。彼女たちにとっては自分が生まれたころの高校生が演じている映像だ。でも古いという感じはあまり受けていないようだ。礼拝で賛美歌を歌うラストシーンなどは結構迫力を感じているようだった。顧問は、かつての部員の顔を見て、なつかしいとともに不思議な気持ちになる。
 教室の机と椅子が5脚、かなり間をとって置いてある。広すぎじゃないか? 奥のリンゴの木は下半部しかない。会館で組み立てたものと思われる。肝心の上演を記録したビデオテープが見つからない。もう少し探してみよう。
 
 今日は寒かったので、部室の暖房機以外に、休養室からファンヒーターを持ってきてつけた。人は、あいかわらずそろわない。インフルエンザから復帰した子もいれば、熱が出て早退する生徒もいる。公演の可否は予断を許さない、かもしれない。演出の生徒が復帰し、微妙に演技を修正していく。
 
 昨夜はサッカーアジア杯優勝決定戦を見たため、稽古を見ていて眠かった(大半はビデオの方を見ていたのだが)。3年生の小論文指導が始まり、6人を担当することになった。部活中も、部室で提出されたものを少し読んでいた。初めだから、あまり添削せずに、とりあえずどんどん書かせるつもり。