今日は午前だけの練習

 30日。2年生が9人中4人しかおらず、午前中で終いにする。稽古を撮影していたビデオを見せ、その後ラスト9場を詰める。盛り上がりの流れをつくる。姉が妹に抱きつくシーンを少し変え、その行動の意味合いが、より明確になるようにする。そこに至る姉の心理も少し説明して、台詞のニュアンスを変えさせる。
 地震のシーンの音と明かりと演技のタイミング合わせをする。登場人物は慌てている状況だが、演技で慌てるのであって、役者が慌ててはいけない。パネルを倒してしまう。また、演技を急ぐと、いっぺんにいくつかのことをやってしまう。一つ一つ分けてやるように指示する。動作と台詞を分け、動作もいくつかに分け、確実に重ねていくようにやらせる。
 しかし、1年生は入部して1ヶ月と少しなのに、もう堂々たる演劇部員である。1年生に演出をやらせるが、少しもためらうことなく指示を出す。頼もしい限りだ。