朗読の会幻耶 Lobby朗ding
おじさんのかさ 作、佐野洋子 15分
星につたえて 作、安東みきえ 15分
チヨ子 作、宮部みゆき 45分
平成30年5月14日(月) 19:00開演 20:30終演(途中休憩15分)
山形市民会館大ホールロビー 入場料当日1000円 入場数50人くらい?
自分も朗読劇をやろうとしているので、勉強する気持ちででかけた。技術的には一日の長(一日というには長い蓄積でしょうが)があり、声が練れていて滑舌も良い。見習わなければならない。
生演奏でバイオリン、ピアノが入る。「コンサート」だから生演奏が必須なのか?これも朗読の雰囲気を作っている。山北高音楽科出身の若い鈴木崇さんが演奏している。
マイクを使って読んでいたが、その方が良く聞こえてよい。
市民会館の自主事業ということで、会館付きのスタッフの方々が音響・照明などを手がけている。さすがにできばえが違う。正直1000円は高いかなと思って行ったが、納得して帰ることが出来た。
演目は、絵本のようなものが2作と、ホラーっぽいが心温まるものが1作。
「チヨ子」は、子どもの頃遊んでいたウサギのぬいぐるみの名前。大人になってウサギの着ぐるみを着る羽目になった女性が体験する不思議な世界を描いている
朗読する椅子の後ろにピンクのウサギの着ぐるみが立て掛けられていたが、その理由は読んでいる内に判明した。
ファンタジックな世界に誘われる心地よさがある。観客の年齢層はかなり高かったので、人生の苦楽を経た人には、この穏やかで懐かしいような感情はよく心にしみただろう。
だがもう少し歯ごたえのある重い内容の作品を聞いてみたい気もするのだった。