今日のことその他

 昨日15日から今日16日に掛けて20数センチの積雪があった。道路状況は悲惨だったし、車を家から道路に出すだけでも大変そうだったので(夜に除雪車が来て道を掃いて行くのだが、除けられた雪が道の両側に固まって出入り口を塞いでしまう)歩いて出勤した。45分。滑って転びそうになること2回、電線か何かからの落雪をもろに被ってしまうなど、さんざんな目に遭いながらも遅刻せずに到着。
 交通機関の乱れで、来れない生徒も出る。3年生はセンター試験の自己採点。夕方には全科目の点数が入力され、平均点が出る。同時に県内進学校のネットワークで情報が集約され、一覧となって出てくる。明日には他県の情報も入ってくるだろう。
 大手予備校の平均点予測が出始める。国語は113点とか105点とかだが、去年よりはずいぶん下がっている。去年は高すぎたので少し難化させたのだろう。最終的には110点くらいで落ち着くのではないか。
 ここから出願校の決定までは三者面談である。担任は大変だ。昔は大手予備校が各校から得点票を回収し入力集計して急遽印刷した資料で行っていたが、今はオンラインで情報が行き来するのであっというまに志願大学の難易度、希望者の分布などが見られるようになる。PCの画面でそれらを見ながら面談するのである。希望校や利用教科科目を変えて検索するのも一発で出来る。便利な時代ではある。しかし全国の受験生がみんな見ているので、ここから志望変更の大移動が起きる。混むところを避け入りやすいところを探すために、意外な穴場が出来たりする。その予測がミソである。

 この数日の雪かきで体中が痛い。本当に嫌だ。早く暖かくならないか。


 忘れた頃に観劇感想

 「歓喜の歌」 作、立川志の輔  脚本・演出、横内健介 劇団扉座
 12月1日(木)18:30開演 上演時間2時間10分  於、山形市民会館
 東北演劇鑑賞会55周年記念企画で舞台化されたらしい。各県のコーラスグループが参加している。本県は最も人数が少なくて危ぶまれたのだそうだが、20人弱が歌っていた。
 みたま市民会館職員の加藤(酒井敏也)と主任の山村(六角精児)。そこに殺された鹿と役者の怨霊?が祟って、大晦日に2つのコーラス団体がダブルブッキングしてしまう。歴史あるママさんコーラス団体とゴスペルのいささか世間一般から外れた人々のグループ。どちらも譲らない。
 間に挟まれた2人のいい加減さが浮き彫りになる。
 ママさんコーラスの一員であるラーメン屋の属する町内会で世界一周が当たる抽選の企画が失敗する騒動が絡み収拾がつかなくなるが、意外や主任が力を発揮し、騒動を収める。2つのグループも、実は同じ「歓喜の歌」をメインにしていることが分かり、合同コンサートになって落ち着くという奇跡的決着。
 ゴスペルの名曲がベートーベンを下敷きにしているという意外なキーポイント。舞台で両グループが歌うラストが感動的。
 装置は三角だか四角だかの物を回転させたり移動して各場面を作っていた。各面がそれぞれ違った壁の表現になっている。
 ロビーでは実際に、九州一周旅行が当たる抽選会が行われていた。

 演劇鑑賞会事務局の入っているビルが耐震基準の問題で改築されることとなり、別のビルに引っ越した。事務局員だけでやったので大変だったと。少し広くなった感じだが、まだ本や雑誌の類が残っているという。