スタッフ作業日③

 3連休も過ぎた。部員もよく休み無くやってくれた。自分も休日の方が疲れるような具合である。呵々。
 階段は色塗りまで終了。装置の大仕事は半分終わったようなものだ。
 あとは吊り物だが、これは少し工夫が必要だ。
 
 最近、部活動のノウハウを生徒から生徒へと伝えていくすべを考えている。必要な事を書き残して冊子にし、毎年配布している部もある。これにならってみるか…。
 『ザ、スタッフ』とか『舞台監督の仕事』みたいなものの本校版を書いてみるのも面白いかな。
 
 チラシの折り込みや会館への使用料納付・打合せの日取り決めなどを生徒にやらせてみた。印刷所との打合せや公演の案内・招待状の発送もみなやってもらおう。 
 社会勉強的意味合いもある。挨拶の仕方、お金の受け取り方、渡し方。電話のかけ方。こういうのも、のこぎりの挽き方やげんのうの持ち方に劣らず大事なことだ。
 大人との口の利き方。いろいろあって、言いたくもない小言を言う羽目に。教えないと自覚できないんだよね。怒らないで諭すつもりで話すのだが、どうもヒートアップしてしまう。
 
 毎年のルーチンワークは経験させ、記録させることで、受け継がれる体制ができるだろう。
 さらにもっと先には、新たな企画。自分たちで様々な公演を企画できるようになったら面白いな。
 生徒創作の芝居ができることは、あんまり期待していないんだなぁ。第二の渡辺えりは、そうはいないだろうから。作劇の才能を育てるとか、できないし。才能は、瀬戸内寂聴に言わせれば血(血統、遺伝)だからね。
 
 などと考えているのでした、とさ。