冬季公演終了 少し休みます

 冬季公演『やまのはのあお』終了しました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
 上演時間62分くらい。入場数50人でした。
 
 昨秋高畠町での県大会の後、12月のアトリエ公演と2月の冬季公演を企画して一気にここまで駆け抜けた。自分も本当に忙しかったけれど、やっと、あのもやもやを振り切った感じがする。芝居を作る楽しさが一番の薬だ。この2作品はどちらも夏休みの話ということで、季節外れだったけれど、芝居の中でスイカを食べたり、かき氷を食べたりした。まあ、したいことをしたのだ。
 
 
 『やまのはのあお』の舞台は無人駅の駅舎という設定なので、下のようなセットになった。
 
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 下手が駅舎入り口、上手がプラットホームへの出口。ホリにはソース・フォー2台で雲を投影している。 2種類の雲を重ねた上でぼかしている(できるだけ入道雲っぽくしたいということで)。パネルはローホリぎりぎりに立ててある。ベンチの線が2サスの下になる。上・下の大臣柱が見えるので舞台間口が分かるでしょう。プロセの高さは5㍍くらいだったかな。1サスの灯体のバンドアが見えてますね。
 
   下手側から見たセット。この後、少し掲示物を貼り足した。手前の窓は開閉しない。
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   上手側から見たセット。ポスターは生徒が駅からもらってきたもの。自動券売機は、写真を印刷して段ボールに貼り付けてある。路線図・時刻表は手書き。中央のシートはかき氷こぼし防止用。
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 下は、「県高演協三十周年記念誌」に掲載されている楯岡高校の舞台写真(小さいのを拡大してある) 背景は山並みである。左端が弟役のはず。今回は妹に変えて上演した。
 
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 冬季公演の出来は、年が明けてから3週間の準備・稽古期間でできるベストだったろう。欲を言えばきりがない。作者の近藤先生にもご覧いただいたが、納得していただけただろうか。
 校長、教頭、1学年主任の先生が来てくれた。「結構いい話だね、ぐっときた」というような感想でした。もちろん、いい話だからやらせていただいたわけで、他の部でもやっていただいたらいいと思う。その部なりの『やまのはのあお』ができるはずだ。作品選びの候補は、なにも全国大会出場作品や、いわゆるネット台本だけには限らない、地元に良い作品が山ほどあるということを知ってほしい。
 そうだ、「山形県高校演劇創作脚本集新編第2集」の準備にかかろうかな。
 
 少し雨っぽかったが気温は高く、客足を期待したが、入場者数は予想範囲の最低線だった。前宣伝のやり方をもっと考えないといけない。劇団山形さんの公演への折り込みはほぼ効果がなかったようだ。結局、高校演劇では生徒から生徒への口コミが一番効果があるのだろう。
 市内各高校の演劇部は、この後冬季公演を控えていて、その準備のため来られないのだろう。一番遊学館に近い(ほぼ目の前の)東高さんでも、20日の如月公演に出演しない生徒さんだけ来てくれた。公演のない南高さんはほぼ全員来てくれていた。ちなみに、東・南両校は4月初めに合同公演を行うとのことである。これはこれで5~6月の定期公演前に時間的には大変ではあろう。
 
 うちの25年度定期公演は4月28日(日)。会場は山形市中央公民館。出し物はいま検討中。今週は県立高校の推薦入試(もうこの制度も普通科では廃止になるようだが)があったりして部活動も制限されるから12日まで休みになった(明日は片付けだけする)。その間に候補作品を回し読みしてもらう。