今日も暑かった

 今日も8時~15時の部活。朝はめっきり涼しくなったが、昼はやはり30度超だ。
 部室も、通しをする時は暗転のために暗幕を引くから暑い。
 金曜から連日通しているが58分程度で安定しているとのこと。今日は少しミスがあって58分40秒弱だった。場ごとの限度を定めて、それを超過したら巻きを入れることになった。全部、舞台監督が計時し、指示している。
 
 少しずつ手を入れている。人物の関係、問題点の在処など、より分かりやすい(伝わりやすい)表現へ、より深い表現へ。芝居は本を書いただけでは表現として未完成だ。演出の役割が大きい。演出の積み重ねで、場面や台詞を少しカットしても時間的には短くなっていない。内容理解を深めようとしている。…ああ、みんなに問題を与えていたのに回答を聞くのを忘れた。
 物も少し増えている。明日忘れずに持って行かなくては。カットした物もあるのだが。
 
 本を書いた段階の感触よりは、予想以上に(予想外に)良くなってきている、と感じる(勘違いかもしれない)。生徒の頑張りが大きい。こんなに長時間稽古しているのだもの(運動部がこれぐらいの時間活動したら疲れ果ててるよ)。でも大会直前に合宿して睡眠時間削って詰めるという部もあるからねえ。
 演技も熟するには時間がかかるのではないか。短時間に台詞運びや仕草、動きを覚えさせてやらせるという「演技指導」はそれは少し違うんじゃないか(なんてね、自戒です)。
 
 昨日観た高校演劇も、ある水準はどこもみな超えている。各地区とも最近は箸にも棒にもかからないような上演はなくなっているのではないか。各地区でレベルの底上げができているのだろう。しかしまた、抜きん出てて光る上演というのも、あまりないのではないか。
 いかに脚本は全国大会に選ばれた折紙付きのものであったとしても、演出の仕方で芝居の出来は大きく変わる。
 生徒の、脚本理解と演出の力をいかにして(更に一層)高めるか。
 …顧問が勉強する(顧問を鍛える)のが一番近道だろう。