部活は取材のみ

 脚本置き場に、前任校で書いた「私の愛した白熊」を置いた。愛好会から始めて4回目の挑戦で県大会に初出場。さらに県大会優秀賞と創作脚本奨励賞をいただいた作品。このときの大会は、他にも創作脚本が力作揃いで、見応えのある大会だった。オーハシヨースケ氏や宮城三女の安保先生が審査員だったと記憶する。イメージ 1
 この作品は5年前のものだが、チェーンメールによる被害者を主人公にしている。このときは、被害者の気持ちにどれだけ迫れるかを考えた。観客がどれだけ被害者の気持ちに共感できるか。その痛みをどれだけ自分の痛みとして感じられるか。自分はその痛みを感じながら書いた。地区大会では、生徒が中心になって演出したが、幕切れ近くでは会場がすすり泣きで満ちた。ボードに「ラスト20分間泣きっぱなしでした」という感想も書いてあった。 
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 自分にとっての転機だったかもしれない。60分にするのが厳しく、最後の幕切れの処理も不満だったが、時間的にも能力的にも、これ以上はできないという状態だった。そして、生徒も自分も本当に全力を尽くして県大会に臨んだ。
 
 
 
 
 
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生徒は未経験の県大会、上演にはいろいろ失敗もあり、完璧なものではなかった。地区大会に比べて反応も薄い。生徒達は、自信を無くして悲観し、落ち込んでしまった。迎えた表彰式での成績発表。優秀賞のコールにみんな泣いた。(泣かなかった子もいた。この子は本気でブロック大会を考えていたから。)
 
 
 
               ラストシーン
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