9校のリハーサル終了。明日、上演1～6。リハは40分。サスの色替えを含めてなので、装置のバミリと、音響のレベル合わせ（特に台詞とかぶるところ）、照明の当たり合わせ、ホリゾントの色作りなどするとあっという間に過ぎてしまう。装置の少ない所はまだいいが、複雑に組むところは大変である。時間がなくなって焦る。40分だけでは無理だと分かっているから、昨日、会館を借りて練習した部もある。
うちも時間に追われるのは目に見えていたのでつい荒い声で指示するが、やっぱり忙しいせいか、ミスが出た。しかしミスはあるものであり、人間はミスをするものだ。要は傷が大きくならないうちにいかにカバーするかだ。漫然と見過ごしたり、泣いておろおろしていても始まらない。具体的に行動して打開しなければ。人間は失敗して学ぶ。それが成長なのだということを生徒に身を以て知ってもらう。
他校のリハ中にぞろぞろ客席を歩き、演出の前を横切るとか、物を運んで舞台に出るとか、恥ずかしいことをするのでそのたびに叱る。人の迷惑になっていることに思い至らないのがいけない。
明日は受付や他校の上演の手伝い、観劇するだけの1日。雨の確率が高くなって、日曜日は80％という。装置を2晩外に置いておくので心配だし、置き場から搬入口まで運ぶ間に濡れるのもこわい。
某高校の装置は帆柱のある大きな舟であった。舳先が客席を向いていた。あるいは吊り物にスモークと演出効果満点のところ、シルエットの照明が美しいところ、さまざまである。いよいよ本番が楽しみになってくる。
近隣の皆様、ぜひご来場ください！
