曇、暑さも峠を越したか

 日射しがないせいか気温がそう高くなくて助かる。
 キャストが衣装を着けて全4場( エピローグ含む )を稽古したが、秋のお話なので今の季節では暑い。今回の芝居は、劇中で日が変わる毎に違う服になるので、衣装替えが多い。(のび太くんのようにいつも同じ服ではない)和服も1人いるため大変である。
 
 各場の時間を計ってあるが、足すとおよそ55分らしい。55頁の台本だから55分はほぼ正解である(そういうフォームになっている)。だが、暗転中の衣装替えの時間をみると、60分いっぱいいっぱいだろう。衣装替えの練習と演技のテンポアップが必要。
 
 効果音以外に、はじめて音楽を入れて稽古してみる( 選曲は音響1年生 )。エピローグでずっと鳴らすもの。ぐっと情緒が高まる。キャストも気分が昂揚し、見ていても胸に来るものが( はじめて、ちょびっと )感じられる。やっと芝居らしくなってきた。
 2シーンほど手を入れてみる。キャストの位置、動き、姿勢、台詞の間・方向などなど。他の時間は装置製作の手伝いをしていた。演出の生徒には、今台詞を言っている役者に要求するより、その相手とか周りで見ているだけの役者に要求する方が場面の雰囲気をつくるのに効果的だとアドバイス
 
 装置は、流し台の組み立てが終わり、明日色を塗る予定。和室の方は障子を4枚借りてきて、とりあえず仮置きのパネルに立てかけてみる。日本間の雰囲気は出る。学校祭までに開け閉てできるように作れるかどうかは難しい。食器棚も作りたいが、そんな時間があるか。
 
 本番が近づき、いつものことながら生徒たちは情緒不安定な感じになる。他の部員も頑張っているのだが自分だけ大変なように感じたり、他の部員に配慮の欠けた言葉を言ったりしてしまうとバラバラになってしまう、ということを注意する。スタッフの仕事に感謝しつつ稽古しよう。