音楽劇 母さん を観ていろいろな人に遇う

 シベールアリーナで音楽劇~サトウ八チローの詩と母のものがたり~母さん を観る。
 受付で共催のNPO法人「かがやき」のS先生、新庄南高校長O先生ご夫妻と遇う。S先生はお元気である。全席自由なので開場前に並んでいる間、O先生から来年の東北大会会場について話される。O先生は県の高校演劇連盟の会長である。山形市民会館を取ってあるが、減免措置がとられないと経費的に無理だという話。減免になるかどうかはまだ分からないと。安いのは東根市のタントクルセンターだが、運営担当地区が山形市なので、裏方補助の生徒達が通わなくてはならない。それに、あそこは複合施設で狭いのが難点だ。まあ、山形市民会館でも館内に余裕がないので、冬には道具置き場などで苦労するのは目に見えているが。運営組織の方は、山形地区の顧問を各係に割り当てただけで、まだ何も動いていない。今年の福島の大会を視察に行くことにはなっている。
 並んでいると、かわいい女性が近寄ってきて「先生」と言う。ああ、山形北高の演劇部員だった「かわさき」さんだ。なつかしい。ずいぶん前に川西のフレンドリープラザで会って以来だ。あのときはこまつ座のお手伝いをしていると言っていたが、6月から8月いっぱい、こちらにいるのだそうだ。ああ、変わっていない。「かわさき」さんは名前が「かなこ」で、最近アトリエ公演でやった、「スターライト・マジック」の主役をやった子だ。その役名が「カナコ」なのは、この子に当てて脚本を書いたからだ。そうだ早く脚本置き場に置かなければ。
 終演後、ヤフーのメールアドレスを書いて渡す。先方も、早くも当時の同学年の部員達にメールを回していて、写真を要求されたというので、写メられる。なんと、シベールの広報の方にまで並んだ写真を撮られてしまう。8月16日の「父と暮らせば」での再会を約して別れる。
 この子の学年は、2年生の時の大会では結城翼先生の「i…ただ一日のその夏の日」(現在は「i…最後の遠足」に改題)を上演し県大会に出場した。3年の定期公演では「サーカス物語」。2年の時の定期公演は何だったか? 他に銀河鉄道ものもやったように思うが記憶が曖昧である。ほんとトシだなあ…。資料を見なければ。
 席に着くと、隣に日大山形高校のA先生がお座りになる。聞けばもう台本を書き上げて、生徒に見せてあるとか。少し焦る。会場を出るときに上山明新館高校のS先生と会う。出がけに「かがやき」のS先生の奥様と言葉を交わす。
 今日の芝居は、人付き合いの悪い自分にとっては、なにか不思議な機会であった。