東根工業高校演劇・放送部記念誌『はじまりの陽』が送られてきた。立派な部誌で、編集者の力の入れ方が感じられる。ご苦労様でした。
先月閉校したことで、その歴史を閉じた演劇部の記録であるが、40年以上になるその中で清野和男先生が顧問であったのが35年間。先生と共にあった、先生無くしては語れない歴史である。毀誉褒貶は世の習いだが、これまで東根工高演劇部と県高演連を支えてこられた先生の功績は誰も否定できないだろう。
上は表紙。3枚の写真はいずれも全国大会出場の作品。中央が自分が副顧問の時の『七夕の夜』。昭和63年の熊本大会である。 下にその関連の写真がある(上半分。下半分は『汽笛』)。
上は平成16年『扉の向こうに』、下は平成17年『ボクサー』。
熊本の大会に出たのはもう四半世紀も前のことであるが、それは自分の高校演劇人生の始まりだった。記念誌には当時の思い出を少し書かせていただいた。
東根工高演劇部は今年度からは合併して開校した村山産業高校演劇部として再出発する。
部活動について、記録の大切さをあらためて感じる。顧問が替わる度に散逸するのであろう、部員名簿、上演記録すら揃っていない部があるのはとても残念なことである。